2016年 02月 09日
最小分散ファンド(のようなもの?)が投信で購入可能に |
大和住銀投信投資顧問が、ひとくふう日本株式ファンドの設定を発表しました。
とよぴ~さんの記事で知りました。
信託報酬0.25%!JPX日経400のミニボルを目指す「ひとくふう日本株式ファンド」登場! (ほったらかし投資のまにまに)
記事及び公式サイトにある通り、JPX400の構成銘柄の中から価格変動リスクを抑えるように銘柄選定及びウェイト決定をしつつ、JPX400指数を上回るパフォーマンスを目指すと標榜しています。(公式サイトでは「※JPX日経インデックス400は、当ファンドのベンチマークではありません。」と言っていますが、それは駄目でしょう。やはりJPX400ときっちり比較しないと…)
いわゆる「最小分散」に相当するものだとすれば、iシェアーズ MSCI 日本株最小分散 ETFに続いて国内での販売2例目になるでしょうか。ETFでない普通の投信としてはおそらく初になるかと思います。
最小分散は、インデックス投資ナイト2015にて個人投資家に紹介されて以降一気に注目を浴びた感が(体感的に)あります。
ミニボル(iシェアーズ MSCI 日本株最小分散 ETF)がやってきたぞ (ほったらかし投資のまにまに)
ETFカンファレンスでもブラックロックが推している感もありましたし、FOY2015では早速上記ETFが10位入賞を果たすなど期待が大きくなっているところです。
これが早くも流動性や「市場価格と基準価額の乖離」を気にする必要のない投信形態で出てきたのは結構重大なことになってくるかもしれません。
いわゆるスマートベータ運用が一挙に市民権を得てくることになる可能性があります。
しかも、信託報酬が消費税別0.25%というのが凄まじい。どれだけのレベルかというとこの表を見れば一目瞭然。
低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2016年1月更新) (インデックス投資日記@川崎)
アクティブファンド(かどうかスマートベータですから微妙ですが、少なくとも指数が公的に算出されていないはずの現段階では純然なインデックスではないはず)でありながら、JPXの中ではニッセイをも凌ぐ最安水準。
日本株全体で見ても、インデックスe225とたわら225に次ぎ、ニッセイ225に並ぶ3位タイという低コストぶりです。
これなら投資家としても普通のインデックスファンドによる運用と代替的な選択肢として問題なく候補に上せることができそうです。
今後については、「ひとくふう」という名称がいかにもシリーズ名になりそうな印象を与えることもあり、TOPIX(JPX400がベースだと、「スマートベータのスマートベータ」(JPX400自体スマートベータ的に捉えられることがあるので)というややこしい存在になるのでTOPIXベースのものも欲しい気がする)や先進国株式・新興国株式などにも展開していくことを期待したいと思います。
債券やREITにはあまり最小分散というのが馴染むものなのかどうかわかりませんが、まるっきり排除されるものでもないと思いますので、そこはどうなるか気にだけ留めておきたい。
2015年はインデックス投信のコストがETF並みになる、まさにコスト革命の起こった年でした。
2016年は、その革命後のコスト水準を舞台にして、インデックスからスマートベータへの運用対象に対する革命が起ころうとしているようです。
質問・意見・依頼等メール送信はここをクリック。
ブログ村参加しています。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
とよぴ~さんの記事で知りました。
信託報酬0.25%!JPX日経400のミニボルを目指す「ひとくふう日本株式ファンド」登場! (ほったらかし投資のまにまに)
記事及び公式サイトにある通り、JPX400の構成銘柄の中から価格変動リスクを抑えるように銘柄選定及びウェイト決定をしつつ、JPX400指数を上回るパフォーマンスを目指すと標榜しています。(公式サイトでは「※JPX日経インデックス400は、当ファンドのベンチマークではありません。」と言っていますが、それは駄目でしょう。やはりJPX400ときっちり比較しないと…)
いわゆる「最小分散」に相当するものだとすれば、iシェアーズ MSCI 日本株最小分散 ETFに続いて国内での販売2例目になるでしょうか。ETFでない普通の投信としてはおそらく初になるかと思います。
最小分散は、インデックス投資ナイト2015にて個人投資家に紹介されて以降一気に注目を浴びた感が(体感的に)あります。
ミニボル(iシェアーズ MSCI 日本株最小分散 ETF)がやってきたぞ (ほったらかし投資のまにまに)
ETFカンファレンスでもブラックロックが推している感もありましたし、FOY2015では早速上記ETFが10位入賞を果たすなど期待が大きくなっているところです。
これが早くも流動性や「市場価格と基準価額の乖離」を気にする必要のない投信形態で出てきたのは結構重大なことになってくるかもしれません。
いわゆるスマートベータ運用が一挙に市民権を得てくることになる可能性があります。
しかも、信託報酬が消費税別0.25%というのが凄まじい。どれだけのレベルかというとこの表を見れば一目瞭然。
低コストインデックスファンドの実質コスト完全比較 (2016年1月更新) (インデックス投資日記@川崎)
アクティブファンド(かどうかスマートベータですから微妙ですが、少なくとも指数が公的に算出されていないはずの現段階では純然なインデックスではないはず)でありながら、JPXの中ではニッセイをも凌ぐ最安水準。
日本株全体で見ても、インデックスe225とたわら225に次ぎ、ニッセイ225に並ぶ3位タイという低コストぶりです。
これなら投資家としても普通のインデックスファンドによる運用と代替的な選択肢として問題なく候補に上せることができそうです。
今後については、「ひとくふう」という名称がいかにもシリーズ名になりそうな印象を与えることもあり、TOPIX(JPX400がベースだと、「スマートベータのスマートベータ」(JPX400自体スマートベータ的に捉えられることがあるので)というややこしい存在になるのでTOPIXベースのものも欲しい気がする)や先進国株式・新興国株式などにも展開していくことを期待したいと思います。
債券やREITにはあまり最小分散というのが馴染むものなのかどうかわかりませんが、まるっきり排除されるものでもないと思いますので、そこはどうなるか気にだけ留めておきたい。
2015年はインデックス投信のコストがETF並みになる、まさにコスト革命の起こった年でした。
2016年は、その革命後のコスト水準を舞台にして、インデックスからスマートベータへの運用対象に対する革命が起ころうとしているようです。
質問・意見・依頼等メール送信はここをクリック。
ブログ村参加しています。
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
by an_bow_umibune
| 2016-02-09 02:24
| 投資信託